国指定 名勝 東福寺本坊庭園(Tofuku-ji Temple Honbo garden :designated as a National Site of Scenic Beauty)

  1. ホーム
  2. 拝観
  3. 国指定名勝 東福寺本坊庭園 のご案内

00000

東福寺本坊庭園のご案内

方丈とは、禅宗寺院における僧侶の住居であり、後には相見(応接)の間の役割が強くなりました。当初は“東福寺方丈「八相の庭」”という名称でしたが、2014年に“国指定名勝”に登録され、改めて「国指定名勝 東福寺本坊庭園」となりました。東福寺本坊庭園は、明治十四年の火災により仏殿、法堂、庫裏とともに焼失しましたが、明治二三年(1890年)に再建され、災禍を免れた三門、東司、禅堂、浴室などの中世禅宗建築とともに、現代木造建築の精粋を遺憾なく発揮しています。内部は、三室二列の六室とし、南面に広縁を設けています。中央の間を室中と呼び、正面は双折桟唐戸としています。
広大な方丈には東西南北に四庭が配され、「八相成道」に因んで「八相の庭」と称しておりました。禅宗の方丈には、古くから多くの名園が残されてきましたが、方丈の四周に庭園を巡らせたものは、東福寺本坊庭園のみです。作庭家・重森三玲(1896-1975)によって昭和十四年(1939年)に完成されたもので、当時の創建年代にふさわしい鎌倉時代庭園の質実剛健な風格を基調に、現代芸術の抽象的構成を取り入れた近代禅宗庭園の白眉として、広く世界各国に紹介されています。

  • 東福寺本坊庭園の概要
  • 東庭のご紹介
  • 南庭のご紹介
  • 西庭のご紹介
  • 北庭のご紹介

謝辞

この東福寺本坊庭園についての各種コンテンツにつきましては、有限会社重森庭園設計研究室様からのご協力のもと、制作いたしました。